音声配信・ラジオでの喋り方のコツ

You Tube・ユーチューバー全盛の時代の次、今度は「音声配信サービス」が花盛りですね!

音声配信の楽しいところは「聞くだけ」でなくて、自分がDJ・パーソナリティにもなれるところ。

ネットが普及する前の時代からラジオを聞いてきた自分としては、ラジオを自分で放送できるなんて「夢みたい!」って思います。

音声配信・ラジオでの喋り方のコツ

今回は、音声配信でのしゃべりかたのコツを3つ紹介します!

  • コツその1「ゆっくり喋ること」
  • コツその2「ネタ帳や構成メモをつくる」
  • コツその3「簡潔に、短めに話す」

コツその1「ゆっくり喋ること」

一番のコツは「ゆっくりしゃべること」です!

音声配信では、初見ならぬ……初聞きのリスナーさんを相手にすることのほうが多いです。

なので、とにかくゆっくりしゃべることが大事。

(もちろん、不自然なゆっくりさではだめですけど)

意味を伝えたり、自分の喋りに振り向いてもらうために、必要なことは「元気さ」とか「声の大きさ」ではなくて、とりあえずゆっくり話す。それが大事だと思っています。

慣れていないひとほど、恥ずかしかったりして、早口になっちゃうんですよね。意味が伝わらないとラジオとして成立しないので、早口はとてももったいないです。

自分が早口になりそうなときは、「工事現場で徐行運転するイメージ」を頭に思い浮かべたり、あとは意識して間をとることをしています。今の1.5倍くらい間を取るぞ~みたいな。

コツその2「ネタ帳や構成メモをつくる」

どんな雑談ラジオだったとしても、やっぱり「その日その回」で「話したいネタ」ってなんとなく決まっていると思うんです。そこで「構成メモ」を作ることをおすすめします。

紙に書いてもいいし、スマホのメモ帳アプリでもいいです。ぜひメモを作ってください。慣れてくれば頭の中だけでもなんとなく組み立てられるようにもなります。

ラジオのトークの流れって【オープニング→導入→本題→ブリッジ→エンディング】みたいな感じかな、と思います。それに沿って、構成メモを考えます。もちろん、原稿ではないので一言一句書く必要はありません。原稿みたいに書くと、それを読み上げるだけになってしまうのでつまらないです。「このパートではこのネタを話す」っていう風に、ネタを箇条書きにすればいいと思います。

こうすると、オープニングトークだけで時間が過ぎていってしまうということとか、本題で話が脱線するということは、だいぶ少なくなります。それだけでも、リスナーにとって聞きやすいラジオになると思います。話す本人にとっても、緊張や不安が減る効果があります。

コツその3「簡潔に、短めに話す」

これは、地上波ラジオでなくて、ネット上の音声配信ならではのコツだと思います。

音声配信(ポッドキャスト)は、比較的1回・1話が短めな傾向があります。ネットなので、ながら聞きのひとも多いですし、つまらないと思えばすぐに別の放送・サービスに移動されてしまいます。

なので、1回の放送には1ネタがいいと思います。そして、何回か放送していくうちに、このネタの感じだと○分くらいかかるかな、とか、逆に今日は5分で収めよう、とか「ラジオ的時間感覚」ができてきます。(収録・録音のときは時計やストップウォッチを見ながら話してみると、意外と○分ってあっという間だな、とかわかります)

もちろん、音声配信をしている媒体・プラットフォームにもよるので、他の人の音声配信をリサーチのつもりで聞いてみるのも、必要ですね。

長く話したい時は、ライブ配信にするとか、最初に「今日は特別編なので長いです」と予告してしまうとか、すると、リスナーはストレスが少ないかな、と思います。

地上波ラジオは、やっぱり有名人や知っているひとがしゃべっているので、ある意味「何を聞いても面白い」と感じます。音声配信とは同じ、音だけのメディアだとしても、少し次元が違いますよね。

1文1文も、短めが良いです。話していると、あれもこれも付け足したくなりますが、ぐっと我慢!ワンセンテンスしゃべりきってから、次の話題に行ったほうが、聞きやすく、話す方も迷子になりにくいです。

音声配信・ラジオでの喋り方のコツ まとめ

自分が音声配信で話す時に何に気をつけているかな、と思い返したことを、3つのコツとして書いてみました。

話の上手な人というのは、決して「ペラペラ話す」ひとのことを指すのではなく、TPOに合わせつつ、聞き手を楽しませる・もてなすことができるひとを言うのだと思っています。

みんながDJ・パーソナリティになれる時代。ぜひ、気軽に夢を叶えましょう!